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【道は】鈴仙奮闘記41【違えど】


[771]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/06(土) 15:26:51 ID:???
――魅魔の説明を補足すると、具体的な目的を掲げる勢力は『プロジェクト・カウンターハクレイ』だけではない。
八雲紫を首謀とする全幻想郷代表チームは、『プロジェクト・カウンターハクレイ』に真正面から勝利する事で、
逆に人間に対する、妖怪や博麗の巫女の優越性を証明したいと思っている。
また、豊聡耳神子は、『ハイパーカンピオーネ』計画を立ち上げ、自らによる幻想郷の統治体制を築く事を目的に、
紫と『プロジェクト・カウンターハクレイ』との対立軸の間で暗躍し、その力を蓄え続けている。

……とにかく。魅魔はもう一度煙管に口を付け。そして、言葉を選びながら再度話し始めた。

魅魔「話が長くなったね。つまり、何故私が一々こんな事を話しているかと言うとだね。
    『あたし達の目的を達成する手段は、必ずしも、あんた達に頼らなくても良い』って事を……ああ、いや。
    もっと単刀直入に言おうか」

しかし、余計な配慮や気配りは自分の得意とする事ではないと気づいた魅魔は、やっぱりいいや、と思い直して。


魅魔「鈴仙・優曇華院・イナバとその仲間達。あんた達を育てた、あたしらの判断は間違っていた。
    リオカップすら勝ち抜けない、『プロジェクト・カウンターハクレイ』の新チーム・リトルウイングズは――これで解散だ」


――と、冷静かつ残酷に。彼女達の想いをバッサリと切り捨てるように、そう断言した。


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