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【世界が震撼】キャプテン霊夢39【幻想サッカー】
[398]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ
:2018/01/21(日) 23:06:09 ID:???
ヘルナンデス「(くっ、あのクスタと言う男、噂以上のDFだな。
何とか上手く釣り出したいが……相手の攻撃力があまり高くない分、
逆に前のめりになりづらい。……ストラットやランピオンがいれば、と思ってしまうな)」
ヘルナンデスが苦悩している時、ベンチでは3人の少年がじっと戦況を見つめていた。
その内、大柄な筋肉質の少年は、そのがっしりとした筋骨隆々な左足にギプスをしており、
ベンチの横には松葉杖が立っている。
もう一人の青っぽい黒髪をスポーツ刈りにした少年は長身でしなやかな体つきをしているものの、
その左肘にはやはりギプスがされており、大きな怪我をしている事が分かる。
最後の一人は癖のある長い金髪を後ろにまとめており、彼には目に見える負傷は見当たらない。
彼らの名前はサルバトーレ・ジェンティーレ、ダヴィデ・ランピオン、チェザーレ・ストラット。
ヘルナンデスやゾフ、ロッシと共にイタリアの中核と呼ばれていた3人である。
ストラット「(くそっ……俺があそこにいる事が出来れば……)」
ジェンティーレ「俺があそこにいれば、とでも考えているのか?」
正に思っていた事を見透かされ、ハッと顔を上げてジェンティーレの方を向くストラット。
その表情に申し訳なさそうな表情が混じっているのを見て取ったジェンティーレは
悪意たっぷりと言った様子でそれを鼻で笑って見せる。
ジェンティーレ「なんだ、あれだけヘタレてた上にあんな事を仕出かしておきながら
いっちょ前にFWのプライドだけは残っているんだな。
笑わせるなよ、ストラット。お前にはそんな事を考える資格すら……」
ランピオン「もうやめろ、ジェンティーレ……試合中だぞ」
ストラットから反論がない為好き放題に言おうとしていたジェンティーレだったが、
ランピオンがそれを嗜める。彼とてストラットには思うところが多いが、
それでもジェンティーレのように悪意を直接ぶつけるまではいかない。
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0ch BBS 2007-01-24