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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[102]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 20:25:21 ID:???
星はその後、心を閉ざしていたフランドールと接触し――そして、彼女に姉の真意を悟らせ、
再び元の明るい少女へと戻してみせたのだ。

星「(もっとも、私は聖のように上手くは出来なかったから。真正面からケンカでぶつかり合って。
   それで打ち解けた時に話を聞いただけ、なんですけど。そっちの方が……私らしい、ですかね)」

蓋を開けば、練習方針に関する些細なすれ違いがあったのみの簡単な話だったが。
それでも、星は自分なりに思い悩み、自分なりの方法で解決に導いてみせた。
――聖白蓮の代理でもなく、寅丸星として、彼女は誰かの希望となれたのだ。

白蓮「……ああ、そうだ」

白蓮は、そんな星たちの出立の餞として、大きな贈り物を残してくれていた。

白蓮「私は、このメキシコで素晴らしいバイクを見つけました。
    ですから、私が豊聡耳神子の一派から逃れる為に持ち込んだ……”聖輦船”を。
    貴女へと、渡しておきたいと思います」

星「え、ええっ……!?」

ナズーリン「ハハッ……本当に貴女はスケールの大きい御仁だ。
       貴女は、命蓮寺を焼かれる前に、船にして持ち込んで来たというのか……!」

にとり「そ、そそそ……そりゃ凄い! エンジニアとしての血が騒ぐよ!
    あの船、一遍動かしてみたかったんだよね……!」

ナズーリン「それにしても、聖。何から何まで。本当に貴女に頼り切りとなってしまった。
        ……何だか、申し訳なく思えてくるよ」

白蓮「私に出来る事は、この位ですから。私は神子のように、現状の支配体制を覆す事も出来ず。
    ただ、傍観し続け、やがて変わりゆく状況に飲まれつつあるだけ、なのですから……」


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0ch BBS 2007-01-24