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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[111]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 22:27:32 ID:???

コーチ「鈴仙よ。もし良ければ、このワシを……魔界に、連れていってはくれまいか」

鈴仙「ぇ……?」

コーチ「心境の変化……ってヤツでのう。ワシも見たくなったのよ。鈴仙……お主らの行く末をな。
     何。決してジャマはせん。セクハラはするかもしれんがの……グヒヒ」

鈴仙「(それってジャマする、って事じゃん……)」

コーチ「……と、言うのは冗談として。どうかの。話を聞くに、今のお主らは本来の監督にも
     見捨てられ、特段の監督役やコーチ役も居ない様子じゃ。ワシでも、役に立てる事はあるやもしれん」

鈴仙「でも……コリンチャンスは大丈夫なんですか? リオカップに準優勝して、
    少しは評判も上向いたそうですけど、未だにクラブハウスは場末のバーですし」

コーチ「どーせワシには元々発言権も何も無かった。話題性があるのは確かじゃから、
     事務局とやらが何とかするじゃて。フォフォフォ……」

コーチの提案は有り難く思えるが……実際の所は鈴仙がこれまでチームを仕切っていたし、コーチにはパチュリーが居る。
チームドクターにしても、メンバーの大多数が丈夫な妖怪である上、鈴仙も医者の卵だから、彼が居なくてもなんら問題は生じない。

鈴仙「(でもそれは、実は頭の良いコーチも知ってる筈。だから、これは単純に聞いているのよね。
     ――自分という、私達の物語からしたら見ず知らずの部外者が。これ以上入り込んで来ても良いか? ……って)」

コーチ「勿論、嫌なら正直に言っておくれ。嫌々で同行するのも、させられるのも互いに得じゃないしのう。
     ここに居たら居たらで、コリンチャンスの立て直しの為に何かできる事もあるかもしれんしな」


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0ch BBS 2007-01-24