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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】
[165]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/01/17(水) 22:26:11 ID:UQyWWvY2
鈴仙「……う」
アリスさん「あ、……せ、せんせい。わたし……ふたりぐみ……つくれ……なく――て――」
正確には重いフラッシュバックに陥り呆然自失としたアリスさんと――目が、合ってしまった。
さとりに想起技を掛けられた訳でも無いのに、コーチやてゐの『3人組』というキーワードが地雷だったらしく。
魔界カップどころか練習すら始まる前から、既にリタイア寸前の状況に陥っている。
鈴仙「(――だ、駄目よ鈴仙! アリスさんは確かに可哀想だけど……でも私達は、慧音さんを誘うって決めたんだから!)」
正直、声を掛けてもいいなと思っていた鈴仙だけに、彼女の痛ましい姿には同情を禁じ得ないのだが。
……この一瞬の隙が命取り。
さとり「慧音さん。良ければ私と一緒の部屋は如何ですか。……連れが喧しいものだから、少しでも静かな方と相部屋したくて」
慧音「まさか、地霊殿のご令嬢にご指名頂けるとは。当然、断る訳にも行かないな」
さとり「ありがとうございます。でも、私はそんな大層な者じゃないです。気軽にさとり、って呼んでください。
……私と貴女はポジションが近い故、緊密な連携を求められるのですから」
お燐「さとり様だって、ぶりっ子モードじゃないですかー。ぶーぶー。もっといつもあたいにしてるみたいに、
足踏んだりとか耳つねったりとかしないんですかー、って、イテテテ……!」
さとり「あんたは、いつもそうやってお行儀が悪いから。私も心を鬼にしているのよ……!」
慧音「ハハハ……確かに、賑やかな従者だな。だが、寺子屋の子どもを思い出すな。是非、ご一緒させてくれ」
慧音は、さとり・お燐の地霊殿主従コンビに取られてしまうのだった。
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0ch BBS 2007-01-24