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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[169]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/17(水) 22:36:25 ID:UQyWWvY2
それから一同は、再びナズーリンの案内でエソテリア郊外を散策。
日用品を売っている市場や病院など、生活を送るのに困らない施設を確認し。
(幸いな事に、魔界であっても人々の姿や食べ物の見た目・味は幻想郷や外界と一緒だった)
早速今日からの食料や生活用品を買い出しして、慌ただしく魔界1日目の午後を過ごすのだった。

パチュリー「本で読んだ通り。魔界には、月が二つあるのね……赤い月と青い月」

アリスさん「青い月はガイア。母なる星で、魔界の人間はここからやって来たと言われているわ。
       赤い月はテラ。父なる星で、魔界の人間は、死んだらあの星に帰ると言われてる」

パチュリー「詳しいのね、魔界に。書物にはそんな民間伝承、書かれていなかったわ」

アリスさん「……まあ、ね」

鈴仙「(あれから色々やって、なんとか落ち着いて貰ったのは良いけれど、アリスさんの歯切れが悪いわね……。
     慣れない環境で、適応障害を起こしかけているのかしら?)」

――簡単な夕食と会合を住ますと、相部屋となった鈴仙達3人は自室に戻り寝支度をする。
鈴仙の視力では直接見る事は出来ないが、空が見える窓からは美しい月が見えるようだ。
パチュリーとアリスさんが静かに語らっている姿を見て、鈴仙は。

鈴仙「(私も、二人と一緒に空を。魔界の月を見てみたいな……)」

――と。そんな望まぬ思いを抱きながらも。

鈴仙「(……ううん。それはちょっと贅沢よね。だって私は、今こうやって皆と一緒に居れるんだから。
    魔界の心地よいような、ピリピリするような空気に触れて。白蓮さんが昔居たお屋敷の、
    幻想郷を思い出す、懐かしい匂いを吸って。美味しい魔界の野菜を食べて。……明日からはまた、サッカーが出来るんだから)」

今、自分がここに居る事自体がこの上無い幸せなのだと感じながら、二人よりも先に、布団を被って眠ってしまうことにした。

                                           一日目 終了


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