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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[180]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/18(木) 00:27:45 ID:KrV4zwO2
それでも絶えない疑問の声に、霞は自ら応じた。腋巫女服から、普段のピンクがかったワンピースに早着替えした霞は、
ポケットから一枚の新聞の切り抜きを差し出した。そこには、傷つき倒れる鈴仙の写真と、
『リオカップ注目のストライカー、鈴仙・優曇華院・イナバ、両目失明により選手引退へ』という見出しが書かれていた。

霞「私は、KちゃんとかFちゃんとか。他の永遠亭のウサギ達と一緒にお留守番していたんですけれど。
  ――ほら。幻想郷の結界が大会の後に壊れてしまったじゃないですか。
  その時から、外の世界の情報が頻繁に入ってくるようになったから、色々と調べてたんですよ。
  鈴仙さまや、他の皆は無事か。どこで何をしているのか……って。そしたら、こんな記事が出回ったものですから……」

霞はこれまでの経緯を簡単に語りだす。鈴仙がブラジルで負傷し倒れた記事を読むや否や、
これまで株や先物取引で稼いだ資金を元手に単身ブラジルに渡ったこと。
お見舞いに行こうと思ったが、時既に遅く(鈴仙の回復が新聞記事の見込みより早かった)、
鈴仙は入れ違いに退院し、サントス港へ向かっていたこと。その時機転を利かして目的地を推理して、
聖輦船の動力室にこっそりと潜りこみ。コーチに匿って貰いながらここまでやって来たこと。
やがて、彼女は懇願する。

霞「ごめんなさい。勝手について来ちゃって。だけど……、ついて来る内に思ったんです。
  やっぱり私も、鈴仙さまや佳歩ちゃん達。そして、皆さんのお役に立ちたいって。
  だから――私を、リトルウイングズに入れてください! お願いします!!」

パチュリー「……役に立てる、と言うと選手としてかしら。悪いけれど、そうは見えないのだけれど……」

パチュリーがやんわりと彼女の想いを却下しようとするが――ルナティックス時代から、
情報を得るには手段を択ばない行動力の高さがウリだった彼女は退かない。

霞「それは――認識してます。実際、皆さんが修行している間、私は永遠亭を切り盛りするのに必死でしたから。
  サッカー選手としては活躍出来ないと思いますし、する気もありません。
  私が加入したいのは選手じゃなくて――”スタッフ”です!」

穣子「す、すたっふ〜? 何それ?? フランス語??」

反町「チームの職員、って意味ですよ(穣子さんのボケが、天然である事を祈りたい……)」


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0ch BBS 2007-01-24