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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[28]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/11(木) 23:04:29 ID:???
−星・ナズーリン・にとりの章(メキシコ編)−

鈴仙達が魔界カップで戦う事を決意した、その翌日。仲間達は思い思いにブラジルでの短い休日を過ごす中――。

ナズーリン「……やあ。調子はどうだい、鈴仙」

未だ療養中の鈴仙を、ナズーリンが見舞いに来てくれた。
命蓮寺の寅丸星の従者を名乗る一方で、内実は毘沙門天の代理を務める星の働きぶりを監視する
役目も背負っている彼女だったが、星への忠誠や信頼は本物らしく。
星と共に幻想郷を離れ、今こうして鈴仙と共に居るのも、その忠義の表れと言えた。

鈴仙「ええ。ありがとう。視界はまだ暗いけれど、妖力の糸を手繰らせて、周囲に何があるかは、
    少しずつ分かるようになって来たわ。手に持っているのは―― エビチリ かしら。
    後で頂くわね、ありがとう」

ナズーリン「凄いね。もうそこまで解るようになったのか」

鈴仙「中山さんは言っていた。負傷の時こそ、今まで鍛えて来なかった分野を鍛えるチャンスだ、ってね。
    それに今日は、ただただ泣きじゃくるネイ君位しか見舞いが来なかったから、ヒマだったし」

ナズーリン「(ネイとかという奴は、気の毒だな……)……鈴仙。なんだか、変わったな」

ナズーリンは同時に、鈴仙とも懇意の仲であった。
現在の鈴仙と星には深い友情が刻まれているが、そのきっかけとなったのは、
彼女が――ナズーリンが鈴仙に助けを求め、鈴仙がそれに応じた事だった。
それ以来、直接話す機会は少なかったものの、彼女は鈴仙に強い恩義を感じているのだった。
だからこそ、ナズーリンはそう親し気に話しかける。

ナズーリン「日向小次郎が……ヒューガーが命蓮寺を迫害し、無茶な賭け試合を持ちかけて来た時。
       私は必死だった。ご主人やその仲間達の居場所を守りたかったから。
       でも、そんな絆も何も無く、行きずりで助けを求めただけなのに、誰よりも必死になってるヤツが居た。
       ……鈴仙、君の事だよ」


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0ch BBS 2007-01-24