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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[318]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/21(日) 21:48:38 ID:???
★前半7分の出来事→ クラブA ★
クラブA→パチュリー「パチュリー戦法No.3『円は直線を包む!!』」パチュリーがなんか言ってる!

鈴仙「……?(なんだろう。皆の動きが――というか、行動の判断がなんとなく早いような気がする)」

その違和感に気付いたのは鈴仙だった。元々選手の総合力で上回るパチュリーチームだったが、
それにしてもボールを中々奪えない状況が続いたために、妖力を凝らして、よく選手の行動を観察していたところ。
――各選手が、恐らく司令塔であるパチュリーの指揮を逐一聞かずとも、自ずと最善の選択を取る場合が多い事に気付いた。

鈴仙「(指示を出さずとも、共通して統一された合図か何かがあるのかしら……?)」

最初は訝しむ鈴仙だったが――実際にパチュリーチームの選手とマッチアップする際に気付いた。
彼女達は、何かの『戦法』に基づいて、機械的に行動しているのだと。

佳歩「鈴仙さまが来ました! えっと、ここは……パチュリー戦法No.6! 『いなすときは柳の如く』ですっ!」

シュッ! シュパァァッ!

鈴仙「あっ! よ、避けられた!(佳歩のドリブル、いつもにも増して早かった……!)」

お燐「おっ、お姉さんが星ちゃんと一緒にタックルに来たから……パチュリー戦法No.1! 『獲物は逃がすな』だね〜」

タタッ、ギュンッ!

星「う、上手いです……!」

鈴仙「……え?(これはやっぱり、気のせいなんかじゃない……!)」


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