※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】
[31]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/01/11(木) 23:08:58 ID:???
フラン「…………」
そして驚いたのは、星の知り合いがもう一人、このチームに居た事だった。
彼女の名前はフランドール・スカーレット。幻想郷では高名なる紅魔館の子女にして、
当主たるレミリア・スカーレットの実妹。そんな彼女が、何故かこのチームに紛れていた事は、
新天地に怯える星を安心させたのだが――。
フラン「みんな嫌い。私をこんな所においやったお姉様も、あんた達も、嫌い……」
彼女は常に不機嫌さを隠そうとせず、星に限らず決して誰とも親しくなる素振りを見せないのだった。
エスパーニャ「家に金はあるんだろうが、姉から愛想つかされたんだろうよ。可哀想に」
エスパーニャはフランが聞いている事も気にせず、無神経にそう声を上げる。
勿論その度に星は咎めるのだが、彼はそれを無視して、
エスパーニャ「……トラマルには期待してるぜ。お前は、俺がラストパスを上げるに相応しいFWだ」
――と、星の肩を叩いて上機嫌に言う。世代屈指のパサーとも評される彼からの信頼は、
しかし、彼の人格を知る星にとってそう嬉しいものではなかった。
星「(……これまで、私は腕を磨いてきました。しかしそれは全て、命蓮寺の皆の希望となる為。
それと、親友である鈴仙と、もう一度肩を並べて戦う為。それ以外はありません!)」
星は内心では決然としながら、しかし元の優柔不断でお人好しの性格が祟って、
彼の言葉には曖昧に頷き返す事しか出来ないのだが――そんな中でも思い出していた。
星がここまでに至った道を。自らの成長の軌跡を――。
星「(そう。私は強くなった。具体的には……)」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24