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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】
[386]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/01/23(火) 23:15:45 ID:BwSKnCRw
★私にいい考えがある→ クラブA ★
JOKER・クラブA→にとり「私に良い考えがある!」ゲェー! いつの間にかにとりが敵ゴール前に!
鈴仙「良い考え、って。その声は……?」
にとり「私だよ、鈴仙!」
鈴仙「ゲェーッ!? あんたゴールキーパーでしょうが! なんで私達FWと同じ前線に居るのよ!」
星「ダメですよにとりさん。早くゴールの方に戻らないと」
てゐ「鈴仙。この河童は置いて行こう。どうやら気が狂ってしまったみたいだ」
鈴仙は目を疑った。目が見えないのに、それでも疑った。聞こえる筈の無い声が聞こえたのだから仕方ない。
鈴仙だけではない。周囲のメンバーもぎょっとしてあり得ない物を見るような目でにとりを凝視しているのに、
この偏屈な河童は全く気にする事もなく、にへらと笑って鈴仙にすり寄り、
にとり「それよりさぁ〜。今皆困ってるよね。困ってるよね! だったら、私に良い考えがあるんだぁ」ボリボリ
――と。空気を読もうともせず、自分の言いたい事ばかりをべちゃべちゃと話しまくる。
(キュウリを食いながら話すものだから、唾が鈴仙のブラウスにちょっとついた)
鈴仙「何なのよ、良い考えって。あんたのダイレクトシュートだとか、そんな寝ぼけた事をほざくようなら、
簀巻きならぬ河童巻きにして、魔界の海に放り投げてやるんだからね……!」
鈴仙はにとりのプレーの多くは知らないが、幻想郷時代でも彼女は生粋の守備職人だった。
本職のGK以外でも、タックルやブロック等DFとして必要な能力はそこそこだったが、
攻撃面で彼女が活躍している姿を見た事がない。中山がパスカル達が入って来る前の草サッカーの試合では、
自信満々に放ったパスをルーミアに軽々カットされていたような、そんなイメージしかないのである。しかし。
にとり「ふっふっふ……今日の私はひとあじ違うぜぇ? なんたって、こんな事もあろうかと、
スゥペェシャル! な、準備をして来たんだからねぇ〜〜〜〜!!」
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0ch BBS 2007-01-24