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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[48]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 01:57:20 ID:hwgZKHu+
実況「さあ、社長杯の決勝戦が間もなく始まりますが……!
    今回の決勝戦においては、なんとこの大会の主催者にて、我らがアル・メキシコシティの経済を支える大社長!
    株式会社ヒューガーの、日向小次郎様がお見えになっております!
    さあ皆さん! ご一緒に、日向社長を讃える歌を歌いましょう!!」

星「……!(――日向、小次郎……ッ!)」

彼女は早々に、メキシコシティの急速な発展は、外資の――とある日本企業の投資によるものと知った。
そしてそのとある日本企業が借金にあえぐ政府当局と財力で交渉し、都市の統治権ごと買い取った事も知っていた。
更に、そのとある企業の名前が――今や国際社会に名だたる派遣企業となった巨大企業・ヒューガーである事も、
星は知りつつ。それでも、牙を剥く事が出来ずに――彼の恩恵に与るしかなかったのだった。

星「(彼はきっと、かつての命蓮寺にしようとした事と同じ事を、多くのメキシコの人々に対してやって来た。
   でも、私はそんな彼らを救えず。逆に、為すがままに、彼らが為した富で生活している。
   ……悔しい。でも、そうするしか、強くなれない。強くなれないと、皆を救えない……!)」

星の思考はいつも渦を巻き空回り、結果として徒労だけを生んでいる。
これなら、割り切って豪奢な生活を楽しむエスパーニャや、他のチームメイト達の方が、余程生産的だ。
観客達は、選手達は。平然とした顔で、自分達に富を齎す日向大社長を讃える歌を歌っている。


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