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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[53]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/13(土) 02:39:41 ID:???
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〜メキシコ・アンダーメキシコシティ〜

にとり「そうか……やっぱり、ヒューガーは悪のブラック企業だったんだね!!
    いやぁ、やっぱり月収が 5 000円しかないってのは、ヘンだなーって思ってたんだよ!」

エスパダス「そうだ。アイツはお前みたいな扱いやすそうなバカを雇い入れて使い捨てて。
        役立たずになったらこのスラム街……アンダーメキシコシティに放り込むのさ!」

ゴミ捨て場に置かれた無数の廃材に興味を示している内に、星やナズーリンとはぐれたにとりは、
エスパダスという奇妙な髪型の少年と意気投合していた。
最初は人見知りなにとりがエスパダスの粗暴さに気圧される形だったが、にとりが以前日向に脅され部下になっていた事を知ると、
彼は態度を大きく変えて、逆にその強い仲間意識で、友人とともににとりの慣れない海外暮らしを支えてくれていた。

にとり「しっかし、あんたらってサッカー上手いねぇ。上層都市のチームに拾って貰えないと、強くなれないと思ってたけど。
    お蔭さんで随分と揉まれて成長出来た気がするよ」

そう朗らかに笑いながら――彼らの人情味に感化され、にとり自身も過去の日向等による恐怖を乗り越え、
大分快活な性格になっていた――、にとりはこれまでの日々を振り返る。

にとり「(今日まで、色々な事をやって来たけれど。特に打ち込んだのは……)」


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0ch BBS 2007-01-24