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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】
[580]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/02/03(土) 12:55:47 ID:XO5dlpgg
ガリッ! ガガガガガガガッ……!
にとり「だ、だめだぁ……、機械は良くても、私のエネルギーが……、げ、限界だぁ……」
ポロッ。コロコロコロ……。
――ピピィイイイイイイイイッ!
にとりの発明した最新セービングマシン・『真・のびーるアーム』にも欠点はあった。
これまでも、高性能のマシンを稼働させる為のエネルギーはにとりの妖力に依存していたのだが、
今回のマシンは性能の高さを重視し過ぎ、エネルギーの燃費を度外視していたのだ。
そのため、既にこの試合において何度も妖力を消費していたにとりの方が、機械よりも先に悲鳴を上げ――。
やがて、ボールを受け止めきれず。ゴールラインを超えて転がってしまうのだった。
パチュリー「ケホッ、ケホッ……ふぅ(シュートは防がれたけど、にとりの体力が危険水域に入った。
このコーナーキックを攻め切れば……私達の勝利は、大きく近づく)」
鈴仙「(まずいわ。にとりの奴、無茶し過ぎたせいでかなりフラフラになってるわね……。
次にシュートを撃たれたら、もうまともなセービングは出来なくなるかも。
……このコーナーキックを死守しないと、私達の勝ちはないわ!
ここは誰をマークするともなく、チーム全員でPA付近に入って、守り切らないと……!)」
同点のまま試合は残り5分を切り、守りの要であるにとりは満身創痍一歩手前。
鈴仙チームにとっては危機的な状況にある中、パチュリーチームのコーナーキックを示す笛が鳴る。
コーチ「パチュリーチームのキッカーは……ふむ。お燐じゃな。
(強力なFWである佳歩や、強力なダイレクトを持つ反町辺りに狙いを絞りながら、
さっきのような直接狙いも含ませた判断か。ふむ。これはどう来るか読めないの)」
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0ch BBS 2007-01-24