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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[697]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/06(火) 00:45:17 ID:UKcyC34g

――ポムッ!

てゐ「ほい、いっちょあがり〜」

スタタタタッ……!

それを見逃さず、ウイングのてゐはボールを奪取。そのまま脱兎のごとく素早さで左サイドを駆け上がり――。

穣子「う、ううっ……どうしよう慧音せんせー。来ちゃったよぉ……」

慧音「(正直、状況は辛いな。私は一応、鈴仙か寅丸にボールが渡った場合は、
    撃たせる前に取ろうとは考えている。しかし、位置取りが悪かったり、そうでなくとも、
    鈴仙が『インビジブルデューパー』を使って来たりしたら、その努力は徒花に終わる。
    だが……動かなくては、何も始まらないか)……穣子。君はやはりブロックに行ってくれ。
    私は出来る限りタックルに行く」

穣子「う、うん。分かった……!」

さとり「(恐らくこれが、この試合最後のセービング機会。勝ちます。そして、光を掴みます……)」

穣子と慧音が打ち合わせをしている中、さとりが静かに佇む敵陣PA付近へとたどり着く。
鈴仙と星もバイタルエリア手前まで飛び出しており、後は如何にしてゴールを決めるか。
鈴仙のサインによる判断を仰ぐのみとなった。


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0ch BBS 2007-01-24