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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】
[83]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/01/14(日) 14:52:58 ID:???
彼らの挑発に惑わされず、星はおもむろに鞄を開いた。そこには、新品同然のサッカーボールがあった。
星はこれを彼らに差し出して。
星「――このサッカーボールは使い古しですが。これが、私と貴方達との友情の証になればと思います。
貧困に負けず、サッカーという素晴らしいスポーツを通じて、互いに分かり合える事が――」
エスパダス「……………ッ!」
にとり「(は、はあ??? こいつ、バカじゃないの……!?)」
……彼女は、彼らに対する最も最悪な対応を、完全なる善意で行った。
エスパダスは怒る事すら忘れて顔面を真っ赤にしており、
傍観しているにとりは、そんな彼の心情を良く理解しており、
その上で彼の逆鱗に触れた星の態度を前に、顔面蒼白になる。
エスパダス「……ああ、思い出した。前にも似たような事があったんでな」
スッ……グシャッ。
――ペッ!
彼は一瞬だけ冷静にそう呟くと、ポケットから使い古されて空気が抜けたボールを取り出し、それに唾を吐きかける。
そして激昂する。
エスパダス「このボールはてめえの国の金持ちが俺たちに恵んでいった物だ!
盗んででさえ用具が手に入らなかった俺たちに、新品同様だったボールを使い古しだと言って
恵んでいったんだ!ご丁寧に”貧しさに負けずに頑張って下さい”とほざきながらな!」
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0ch BBS 2007-01-24