※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ 現行スレ 投票 最新20

1- レス

【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[85]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 14:58:11 ID:???
エスパーニャ「おいトラマル、あまりに遅いから様子を見に来た……って、ええっ!?」

ドオオオオオオオンッ……!

――そんな折に駆けつけたエスパーニャは、思わず仰天し言葉を失ってしまった。
ただし。それは星がガルシアの攻撃に倒れたからでは無かった。

ブロロロロロ……

鼠耳の少女「……やれやれ。なんとか間に合ったみたいだね」

スタジアムの通路の壁を破壊し、巨大な怪物バイクが、彼の目の前に立ちふさがったからである。
バイクの乗り手はライダースーツを着込んだ妙齢の女性で、後ろに乗り合わせた鼠耳の少女はほっと溜息をついている。

妙齢の女性「寅丸よ。貴女の理想主義は誠に尊いものです。しかし貴女は、現実に対して臆病すぎる。
        故に、貴方は理想と現実との間で揺れ動き――ついには、何も成す事が出来ない。
        それは実に空虚であり、風旙之論(ふうはんのろん)であるッ!」

星「ナズーリン!? それに。そんな……!? 貴女は……………!!」

エスパダス「なんだァ……?」

運転手の女性は、エスパダス達すら思わず尻込みするまでの気迫で星を叱責し。しかしその瞬間。表情を和らげて、

妙齢の女性「……これまで一人で、よく頑張ったわね、星。
        きっと私がメキシコに派遣されたのも、こうした因果を導く為だったのでしょう」

そう優しく、彼女を慰める。

星「――聖。幻想郷からかくも離れたこの地で、よもや貴女と再開できるとは……!!」

――聖白蓮は、薄く金色に輝く紫の長髪を掻き分けると。彼女に向かってもう一度微笑みかけた。


名前

E-mail



0ch BBS 2007-01-24