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【希望は】鈴仙奮闘記42【魔界より】


[89]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/01/14(日) 16:28:08 ID:???

ナズーリン「……む」

ナズーリンがそうやって、白蓮との談笑を愉しんでいた時。
彼女が斥候として命を与えた配下の鼠から、気になる報告を受けた。

ナズーリン「聖。どうやら、上層部の方で大規模なテロがあったそうだ。
       社長杯――あの日向小次郎が主催する大会に、ここアンダーメキシコシティの住民が乱入したらしい」

白蓮「確かに、彼らの生活はまだまだ苦しい。ですがまさか、このような行動に出るなんて……!」

白蓮は嘆きつつ、口惜しさを隠せないでいた。彼女は確かに、力を用いて問題を解決する事もあった。
しかしそれは、他に手段が無い為であって、決して暴力による支配を肯定している訳ではない。
そしてそんな中、ナズーリンの斥候は更なる情報を彼女達に与える。

ナズーリン「む。こ、これは……! ご主人様の宝塔では無いか! ――お前達、これをどこで!?」

妖力で知能を与えた鼠達から事情を聴きとるナズーリン。鼠達によると、この宝塔はテロの起きたスタジアムで拾ったらしく。
今まさに、星自身もテロリスト達から避難をしている最中であるとのことだった。

白蓮「行くしか、ありませんね」

ナズーリン「ああ。しかし、どうしようか。ここには、上層都市に行く為の隠し通路はある。
       しかし、歩いて行っては時間がかかる。かと言って飛ぶのも、外界に与える影響からして望ましくない」

白蓮「その心配はありませんよ、ナズーリン。何故なら私には、――この子が、居ますからね」

そして、決意した白蓮の行動は気持ちが良い位に早い。彼女は即座に立ち上がると、
決して広いとは言えない住居の奥に消え――。


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0ch BBS 2007-01-24