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【SSです】幻想でない軽業師


[103]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/28(日) 22:09:54 ID:???
コンコンッ!

反町「え? は、はい!(誰だ?もうみんな寝てる時間だぞ)」

考え事をする室内に、やや大きめのノックの音が響く。
その音量に少しばかり驚きながらも、反町は返事をしてドアを開け……。

穣子「こんばんわ。 と、ついでにおかえりなさいね」
反町「穣子?」

そこにいたのは、秋穣子。
こんな時間にどうしたのだろうか、と首を傾げる反町に対し、穣子は苦笑しながら中に入れるかどうか問う。
立ち話というのもなんだし、と……反町は了承をし穣子を部屋の中に招き入れ……。

穣子「にしても……相変わらず殺風景ねぇ、あんたの部屋」
反町「うるさいなぁ……」

穣子はその部屋の中を見て、一つそう呟いた。
確かに反町自身、殺風景ではあると思う。
何せ部屋の中にあるのは既にいつでも寝る準備が出来るようにとしていたお布団。
それに簡易的な机と、時計くらいなものだ。
生活する上で必要最低限のものしか置いていない、と言えるだろう。
趣味や道楽に使っているような――人間味のある内装では、少なくとも無かった。

何せこれまで、この幻想郷に来て、ずっと反町は突っ走っていたのだ。
弱小チームを中堅に、強豪に――そして、名門へと育て上げるまで。
練習をし、練習をし、また練習をして。
弱い自分たちが強くなる為には練習をするしかないと、ただそう信じて時間のほぼ全てを練習へと注ぎ込んだ。

結果、反町がそれらしい装飾なりを買いそろえる時間は無かったと言える。
アルバイトなどを探し、ポケモンなどを売り払おうと考えた事もあったが、結局それも中途半端であった。


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0ch BBS 2007-01-24