※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【SSです】幻想でない軽業師
[110]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/01/28(日) 22:20:20 ID:???
まず、外の世界へと戻るというもの――強くなる、という一点を考えれば……まずその選択肢は消えた。
『秀才』である反町にはわかっていた。
確かに前回のJrユース大会で、全日本は準優勝という、アジアの島国にしても優秀な成績を収めたと言える。
だが、そもそも世界と日本とのサッカーのレベル差というものは、大きく開いている。
Jrユースレベルならともかく、この先――ユースレベルとなってくるとどうなるのか。
予想をするのは、決して難しい事ではなかった。
ならば取るべき道は、幻想郷へ残るというもの。
オータムスカイズに残るか、守矢フルーツズに移籍をするか――二択に絞られる。
反町「(強くなりたいなら……強くなる、という観点だけを見るなら……)」
練習設備は、守矢フルーツズの方が整っていた。
オータムスカイズが練習で使用をしているのは、人里近くのコート。
決して設備が整っている訳ではなく、そして移動をするのも多少不便ではある。
逆に守矢フルーツズは、専用の練習グラウンドを神社のすぐ近くに設置していた。
乾と坤を創造するらしい二柱が主に手作業と河童たちの手伝いをもとに作ったというそれは、
地面が土の人里近くのコートと違い芝が生え、電気が通っているらしく夜間に練習出来るようライトもある。
おまけに神社からは近い、と文句のつけようがなかった。
反町「(それに……大妖精と早苗さん……)」
そして、反町が主に練習相手としたいのはGK――オータムスカイズならば大妖精、守矢フルーツズなら早苗となる。
どちらも幻想郷を代表するレベルで高い技術を持ったキーパー同士であったが……。
反町「(大妖精……俺のシュート練習にあまり付き合ってくれないんだよな)」
反町も薄々感づいてはいたが、大妖精は反町の事を――。
というよりは、反町のシュートを畏怖している。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24