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【SSです】幻想でない軽業師
[113]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/01/28(日) 22:23:52 ID:???
選択肢を出され、迷い、項垂れていた少年は――女神の後押しを受け、一歩踏み出す事を決意した。
目の前の女神は、いつもの快活な笑みを浮かべている。
穣子「いつか言ったでしょ? あんたには感謝してるって。
何があっても、私は絶対あんたにご利益を与えてあげるって」
それはいつの事だったか。
ヒューイやリグルを始めとして伸びていく選手たち、新たに加入をした戦力。
それらに押しつぶされそうになった時期が、穣子には確かにあった。
その際、助けてくれたのは誰か。見捨てなかったのは誰か。
穣子は確かに記憶をしている。
穣子「八坂様達には及ばないけど、これでも神様なんだからね!
信仰してくれた人間には、とーぜん! その分の見返りを与えないと!」
反町「………………」
穣子「皆が反対するなら、私が話つけてやるわ。 あんたはあんたの事だけ考えなさい」
反町「……うん」
穣子「勿論、あんたが守矢に移ろうが何しようが、私達だって負ける気はないけどね!
私達にほえ面かかされて、間抜けな顔しないようにあんたも頑張りなさいよ!」
反町「ああ……ありがとう、穣子。俺……」
穣子「………………」
反町「俺、守矢フルーツズに移籍するよ」
穣子「…………ん、それでよし!」
………
……
…
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0ch BBS 2007-01-24