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【SSです】幻想でない軽業師
[118]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/01/28(日) 22:32:35 ID:???
穣子「反町と離れるなんて……やだよぉ……」
静葉「………………」
いつしか静葉のやや寂しい胸に顔を埋めながら、嗚咽し、穣子は呟いた。
静葉はやはり、黙ってその頭を撫でてやる。
静葉「よく頑張ったわね、穣子。 本当に……よく頑張ったわ」
穣子「うぅぅ……」
静葉「(ただ……穣子と一樹くんは、神と人としては、あまりにも近すぎた。
……結果的には、これが良かったのかもしれない。 ……穣子には、残酷な事かもしれないけれど)」
穣子を慰めながら、そうも思う静葉。
確かに穣子と反町の関係は、近かった――近すぎた。
それを考えれば、反町がオータムスカイズから離れる事も、決して悪い事ばかりではないと。
彼女はまだ知らない、白熱した幻想郷サッカーブームが、これから更なる盛り上がりを見せていく事を。
静葉「(……後は、私が頑張る番ね。 穣子の為にも……このチームの為にも)」
彼女は知っていた、反町が守矢フルーツズに移籍する上で、何名かの選手が反町に続き移籍をする可能性を。
静葉「(このチームが得てきた名声を……失墜させる訳にはいかない)」
誰もまだ知らない、稔りに稔った秋の空に……静かに終焉の日が近づいていた事を。
反町一樹が守矢フルーツズへの移籍をチームメイトに発表したのは、その翌日の事である。
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0ch BBS 2007-01-24