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【SSです】幻想でない軽業師


[125]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/29(月) 21:57:51 ID:???
Act.4 終焉の秋

反町一樹が守矢フルーツズへの移籍を発表したその日である。
秋静葉は、所属をしているチームメンバーに召集をかけた……当人である反町を除いて。
機を失う訳にはいかないと、彼女の行動は迅速であった。

静葉「(一樹くんが移籍をすると発表して日を置けば置くほど、状況は悪くなる……対応は迅速に。
    だけど、冷静に)」
橙「お、遅くなりましたにゃ……藍様に呼び出しを受けていて……」
静葉「いえ、時間通りよ。 さ、座って」

オータムスカイズの誇る右の俊足サイドハーフ、橙の謝罪を笑顔で許しながら、
静葉は橙に着席するよう促す。
橙はそれに至極申し訳なさそうにしながらも、ちょこんと空いていた席に腰掛ける。

静葉「…………レティ、風見幽香は?」
レティ「駄目ね、まるで便りも何もないわ。 ……あの大会から」
静葉「……そう(それも、ある程度は予想の範疇。 ……大丈夫、まだ大丈夫)」

Jrユース大会が終わってから、まるで姿を見せる事のない風見幽香。
かつて静葉や橙、にとりとひと悶着を起こし、
加入をしてからもそのルール無用の残虐ファイトで色々と物議を醸したチームの一員である。
魔界Jrユースとして戦ったその時より、一層その残虐性は磨かれ……。
或いはこのチームにはもう二度と戻ってこないのかもしれない、と、静葉はある程度の予想はつけていた。

オータムスカイズの中でも、疑いようの無い総合力を持っていた幽香の離脱。
反町の移籍同様、これもまた痛い。
ただ、その痛さはこの2人の純粋な戦力としての計算以上に波紋を呼ぶ事になる。


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0ch BBS 2007-01-24