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【SSです】幻想でない軽業師


[128]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/01/29(月) 22:02:46 ID:???
まだ大妖精は仕方がない――彼女の意志は固い、まず説得は不可能だろう。
だが、チルノに関してはそうではない。
元々、チルノにしても当初はオータムスカイズと敵対していたのだ。
言ってみれば、大妖精と離れたチームで活動をするという事にもそこまで抵抗が無い筈である。

後はその自尊心を言葉巧みにくすぐってやれば、自然とその気になって残ってくれるだろうと考え、静葉は引き留める。

実際、静葉の予想通り、チルノはすっかりその気になった。
事実としてチルノのブロックが大妖精が抜けた場合チームの守備の柱になるとはいえ、
あっさりと感情がオータムスカイズに残る方へと傾く。

静葉「ええ、これからもチルノにはオータムスカイズの頼れる壁として……」
大妖精「だっ、駄目だよチルノちゃん!」
チルノ「え?」
静葉「……!」

後もうひと押しすれば、チルノはいとも簡単に残留を表明するだろう……と考えた矢先である。
先ほどよりも更に大声で、その静葉の言葉に待ったをかけたのが大妖精であった。
元来どちらかといえば小声である大妖精のその大声に一同が再び驚き視線を向ければ……。

大妖精「だ、駄目だよチルノちゃん……駄目だよぉ……」
チルノ「だ、大ちゃん?」

更に一同は驚く。
何せ、大妖精はその瞳に涙を浮かべていたのだから。

静葉の誤算は、大妖精の反町に対する畏怖が想像以上に大きかったという点だろう。
なまじセーブ力だけならば幻想郷トップクラスであるだけに計算違いをしていたのかもしれない。


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