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【SSです】幻想でない軽業師
[147]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/01(木) 22:25:52 ID:???
にとり「(妹紅は残る事を選ぶかぁ、そっかぁ……あー、私はどうしよう!)」
この妹紅の残留宣言を聞いて、更に悩んでいたのはにとりであった。
彼女もまた妹紅と同じく、反町・静葉共に親しい。
しかもそれだけではなく、よりにもよって守矢フルーツズ――即ち、妖怪の山に本拠を置くチームが関わっているというおまけつき。
妖怪の山は幻想郷でも珍しい程の縦社会が形成された地域である。
河童であるにとりは、その中でもあまり地位が高い方とは言えない。
守矢神社の二柱である神奈子と諏訪子に対しても、別段直属の上司といった訳ではないが、
それでもご近所のとっても偉い人という関係性だ。
にとり「(本来なら戻る方が自然なんだろうけど……でもここでのびのびやりたいんだよね……。
やっぱ睨みきかされるとやりづらいし)」
割と小心者な一面も持つにとりとしては、現状、オータムスカイズの方がやりやすくはある。
とはいえ、だからといってそう簡単に残留を示せるものではなかった。
にとり「(チルノとレティが向こう行っちゃうとはいえ、DFの数自体はまだまだ不足してそうだしなぁ、あっち。
……反町を通して八坂様とかに勧誘されたらなんて断ればいいんだか。 うーん……)」
何度も言うように、幻想郷サッカー界では移籍というのは日常茶飯事である。
だからこそ、にとりとしてはそういった心配事があった。
残留を表明しながら、勧誘されたらホイホイついていく――などという事があれば、
そちらの方が余程静葉らに対して残酷である。
故に今のにとりに必要なのは、覚悟であった。
勧誘をされたとしても突っぱねられるくらいの、大きな覚悟。
にとり「(静葉を取るか反町を取るか……じゃ、覚悟は出来ない。 問題はそうじゃないんだ。
勿論私がサッカーをのびのび出来るかどうかって話でもない)」
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0ch BBS 2007-01-24