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【SSです】幻想でない軽業師


[161]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:09:18 ID:???
静葉の言葉を受けて、しかし、メディスンは黙ったままであった。
元々、彼女自身は反町に不可思議なシンパシーを受けて途中加入をした選手。
元来人間嫌いである彼女にとっては、人間である反町に誘われてというのは非常に珍しい出来事であった。
とはいえ、そのシンパシーを感じたというのも当時の話である。

メディスン「(今はもう……どうでもいい……)」

あれはただの気まぐれか勘違いか、いずれにせよ、あれ以後、反町とメディスンの間に何かがあったという訳でもなく。
ただ惰性でメディスンはこのオータムスカイズに所属をしていた。
それでも――まだ、幽香が加入をしてからはこのチームに所属をする意義も見いだせた。
ひょんな事から知り合い、友人関係となったメディスンと幽香。
人見知りなきらいもあるメディスンにしては珍しく。
だからこそ、というべきかもしれないが……唯一とも言える幽香には非常に懐き、共にサッカーが出来る喜びを感じていた。
ただ、その幽香もいなくなった。

メディスン「(だから、もうこのチームからいなくなっても別に問題無いんだけどね……。
       ……あの人間についていくっていうのもまっぴらごめんだけど)」

メディスンが揺れていたのは、反町について守矢に行くかこのチームに残るか、という問題の話ではない。
そもそもこのチームに残る必要があるのか、というものだった。
サッカーを止めても構わない……そういう決断も選択肢の1つに上がる。


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0ch BBS 2007-01-24