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【SSです】幻想でない軽業師


[166]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/05(月) 22:16:42 ID:???
橙「あ、あの! それって期間はどれくらいになるんですかにゃ?
  この前の大会の時みたいに、1ヵ月か2か月くらい……」
紫「いえ、今度はみっちり行ってもらうつもり……そうね、おおよそ、3年程度を予定しているわ」
橙「さっ、3年ですかにゃああ!?」

長い。
先ほどまでの紫と藍の口ぶりからして、恐らくはまるで知らないような新天地に飛ばされる事になるのだろう。
そしてそこには藍達がついてくる事もなく、橙は1人、3年もの月日を過ごさなければならない。
無論、行ってみればその場その場で友人なりを作れる事もあるのかもしれないが、
それでも藍達と離れるという事に寂しさを感じない筈もない。

藍の期待には応えたい、強くなれるなら行ってみたい、だが、離れる事は寂しいし不安がある。
ぐるぐると橙の頭の中で様々な思い、感情が鬩ぎ合い、思わず橙は頭を抱えるのだが……。

藍「……すぐに答えを出す必要は無いよ。 突然こんな話をしたんだ、混乱するのも無理が無い」
紫「ゆっくり考えなさい。 ……私としては、受けて欲しいのだけどねこの話」
藍「勿論断っても構わない。 勝手な話なんだからね。
  しっかりと自分で考えて……自分が納得出来る答えを私達に教えておくれ」
橙「は、はい……」

突然の言葉に混乱するのも無理は無いと、藍と紫はすぐに答えを求めなかった。
それでもやはり目をしぱしぱしながら、橙は言葉少なにオータムスカイズの住居へと戻っていき……。
紫と藍はそれを見送りながら、言葉を交わす。

紫「……受けるかしら、橙?」
藍「どうでしょう。 ……或いは、あの事が無ければオータムスカイズから離れる事も厭わなかったかもしれませんが」

言いながら、藍は目を細める。
反町一樹が東風谷早苗と交際をしている――というニュースは、当然ながらここにも届いていた。
勿論、彼女たちが反町が移籍を決断した事を知っていた訳ではないが……。
交際をしている、となった以上はそういう話が出るのは時間の問題だろうという予想もしていた。


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0ch BBS 2007-01-24