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【SSです】幻想でない軽業師
[167]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/05(月) 22:17:57 ID:???
紫「……大きく変わるわね」
藍「ええ。 そして、その余波を一番大きく受けるのがオータムスカイズです。
……橙としては、苦しいかもしれません」
紫「さっきも言ったけれど、離れるなら離れた方が上策よ。 今のあそこは、沈むのがわかりきっている泥船状態。 未来は無い、と言える」
藍「かもしれません。 それは、橙も当然わかっているでしょう」
反町が移籍をする。そうなれば当然、オータムスカイズの戦力は大幅なダウンだ。
幻想郷どころか世界を見渡してもまず間違いなくトップであろうストライカーの離脱。
何かと内紛が起こっていたチーム事情を、綱渡りながらも纏めてきた手腕も含め。
反町の移籍は、オータムスカイズがこれまで築き上げてきた地位を崩壊させる一手となるだろう。
紫の言うように、未来の無い泥船という表現もわからないでもない。
藍「ただ……私も橙も、このままオータムスカイズが終わるとは思いたくない」
紫「……そう」
オータムスカイズに愛着を持っている橙だけではない。
ネオ妬ましパルパルズに所属をする事で、パルスィたちと共に打倒オータムスカイズを目指してきた藍もまた、
このまま秋の空が終焉に向かうとは思いたくは無かった。
だからこそ、強く橙にオータムスカイズを離れる事を勧める事が出来ない。
藍「…………いずれにせよ、橙の意志を私は大事にしたいですね」
紫「まあ、無理強いは出来ないからね。 ……ところで、もしも橙が行かない場合、あなたも……」
藍「私もネオ妬ましパルパルズを離れるつもりはありませんよ。 紫様には、ご迷惑をおかけしますが」
紫「そ。 ……ま、わかりきっていた事ね」
今までの事ならば、主命には何があっても従っていただろう藍に橙。
しかしながら彼女たちは、その言葉に迷い――或いは、キッパリと断りを見せた。
小さく溜息を吐きながら紫は……それでも、ハッキリと見えた式たちの変化に対して、薄く微笑みを浮かべるのだった。
紫「(とはいえ……どちらも行かない、となった場合困るのも事実。 どうしたものかしらね……)」
………
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0ch BBS 2007-01-24