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【SSです】幻想でない軽業師
[175]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/05(月) 22:30:21 ID:???
今のヒューイなら、どこに行こうがレギュラーを取れるだけの実力がある。
反町がいたから強くなったという訳ではない、
無論、反町がヒューイの練習を見てやったという事も多々あったが、ヒューイ自身の努力の結果もあっての事だ。
ただ、少なくともヒューイはそう感じてしまっている。
かつてサンタナがチルノを忌み嫌い、そして練習で勝利を収め、
チルノに勝った=自分こそが最強であると思いこんだように。
妖精1が代表レベルの闘いで相応の活躍が出来る程に成長をしても、
しかし、未だに過去のトラウマから己の力量に自信を持てていないように。
妖精という種族は根本的に短絡的であり、そして思い込みが激しく、意固地なのだ。
ヒューイの場合もまた、そうだった。
彼女は反町がいたから自分は強くなれた、反町がいたからレギュラーが取れたと思い込んでいる。
それが事実かどうかはさておき、少なくとも、彼女にとっては真実だった。
そんな彼女が、どうして反町から離れられるだろう。
例え妖精1やサンタナと別れる事になったとしても、彼女は反町が移籍をするという話を聞いた時から自分もついていくと決めていた。
静葉「あ、あのね、ヒューイ……落ち着いて聞いて」
ヒューイ「それにさ」
それでもなんとか説得しようとする静葉の言葉を無視して、ヒューイは続ける。
大人びていて、臆病で、劣等感に塗れ、やや斜に構えているが本心は素直な妖精1。
人一倍元気で、やかましく、時に傲慢で暴走する事も多いサンタナ。
彼女らに比べるとヒューイは子供っぽく、いつも腹を空かせ、しかしながら他の妖精たちに比べると人一倍無邪気で――。
ヒューイ「弱いチームにずっといる理由なんて、無いでしょ?」
静葉「…………」
――人一倍、残酷であった。
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0ch BBS 2007-01-24