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【SSです】幻想でない軽業師
[212]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/10(土) 00:41:09 ID:???
一体どうして佐野の頭脳でピタリと目的を言い当てたのか、と魅魔は目を丸くして驚いていたが……。
しかし、佐野のみならず他の者たちの反応を見て、思い当たる。
魅魔「ははぁ、なるほど……どうやら、幻想郷の方でも同じ事をしてるようだね」
白蓮「幻想郷の方でも……と、いう事は魅魔さんは私達命蓮寺の持つ留学権を行使しての留学の事を言っている訳ではないのですね」
魅魔「ふん、そっちの口ぶりだと幻想郷の方は各勢力にそれぞれ留学させようって魂胆みたいだね。
……ああ、私のは別件さ。 さっき言ったろ、魔界の方に用があったって」
つまるところ、魅魔の持ってきた話は魔界繋がりでの外界への留学であった。
話を聞いてみれば、内容についてもほぼ同じ。
おおよそ3年間の外界へのサッカー留学をもって、外界のサッカーを吸収し交流を深めて戻る。
そうする事で閉塞的な環境を打破する意図がある、というものだ。
魅魔「まあ、それに加えて3年間ってのは意味がある。 ユース大会を見据えての事だ。
八雲紫も、きっとそれを考えての案なんだろうね。
(恐らくもっと深い所でも考えてるんだろうが……ま、そっちはうちにゃ関係無い話だ)」
佐野「ユース大会……え? またユース大会に幻想郷と魔界が参加すんの?」
魅魔「そりゃするだろうさ。 Jrユースには参加したのにユースには参加しないなんて道理もなかろう」
割と無茶苦茶な話ではあるが、実際、Jrユース大会に参加をしたというだけでも無茶苦茶なのだ。
そこらへんは悪い大人――もとい、悪い妖怪さん達が考えているだろう事なので、
佐野も深くは考えなかった。
佐野「つってもなぁ……さっきの話聞いてる限りじゃ、命蓮寺の方も誰送るかで困ってんだろ?」
魅魔「おや? その口ぶりだと留学に行くこと自体は問題無いって事かい?」
佐野「まあな。 それで強くなれんだったらいくらでも行くさ。 ……まあ、ここを離れるってのも寂しい話だけど」
なんのかんのとこんな佐野を温かく迎えてくれている命蓮寺である。
当然、佐野当人としては愛着があるし、出来る事ならば離れたくは無かった。
とはいえ、強くなれる機会があれば是非ともそれに参加をしたい。
――まるで性格は正反対だが、選択した道のりは守矢への移籍を決めた反町と似通っているものであった。
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0ch BBS 2007-01-24