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【SSです】幻想でない軽業師
[231]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/15(木) 00:40:18 ID:???
Act.6 7つの選択
こうして佐野達がなんとも間抜けな形で留学選手を決定していた頃。
一方で同じように各勢力でもそれぞれが派遣をする選手を決めようとしていた。
無論、それぞれの勢力でも命蓮寺と同じように、殆どの場所で議論が難航をしていたのであるが。
パチュリー「……海外へのサッカー留学ね」
ここ紅魔館もまた、議論が難航をしていた勢力の1つである。
命蓮寺の次に、所属をする選手が多数在籍している勢力でもある紅魔館。
レミリア、フランドール、咲夜、パチュリー、小悪魔、美鈴。
6名ともなればなかなかの大所帯である。
しかしながら、この6名の中――外界へと行ける条件を満たす者はそう多くない。
まず、当主であるレミリア――そもそも彼女はこの留学というものに乗り気ではなかった。
先に白蓮がこのサッカー留学の是非を聞いた時、賛成多数で可決をされたと言ってはいたが、
その際に反対を述べたのがこのレミリアである。
レミリア「八雲紫の掌の上で転がされるなぞ癪に障る。
……第一、必要性が無い。 外界との交流など悪魔には不要よ」
異常なまでに気位が高く、また、己がするならばともかく他人に運命を操られる事を嫌うのがレミリア。
紫が提案をした、幻想郷サッカー界を変えかねないというこの提案に、彼女が反対をするのもまた道理だった。
レミリア「そもそも魂胆が見え透いている。 どうせこの留学も、あの人間への対抗策程度に思っているのだろう」
パチュリー「……ま、十中八九そうでしょうね」
何よりもレミリアのプライドを刺激したのが、この留学の裏に隠された意図である。
外界との交流、閉鎖的な幻想郷サッカー界の新たな道の模索。
とは単なるお題目――実際に選手たちを外の世界に留学させる事は、
反町に対する対抗策に過ぎないというのは誰の目にも明らかだった。
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0ch BBS 2007-01-24