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【SSです】幻想でない軽業師


[234]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/15(木) 00:44:54 ID:???
レミリアたちの予想では、守矢フルーツズが留学に向かわせる選手は妖怪の山に所属をする選手。
恐らくはあの鴉天狗あたりが妥当だろう、と考える。

美鈴「なんだかややこしいというか回りくどいというか……難儀ですねぇ」
パチュリー「(まぁ……選手を強くするという手段は留学以外にも数多にある。
       ……先に述べたのもまたブラフ。 恐らく1番の目的は……『隔離』をする事でしょうからね)」

いずれにせよ面倒な話だと美鈴は目を回しそうになりながら呟くが、
生憎と賢者として知られる少女はそれすらもまやかしであると考えていた。

なんにせよ、八雲紫の真なる目的がどうであれ――本題は一向に片付いていない。

小悪魔「それで、結局私達は留学に誰を送るんでしょう? あ、いや、お嬢様のご意向では送らないつもりなのでしたっけ?」
レミリア「………………」
パチュリー「意地を張るのはよしなさい、レミィ。 話に乗っておいた方がいいというのは、あなたもわかってるでしょう」

紫の目的が彼女たちの予想通りなのだとすれば、その話に乗るというのは敵前逃亡に等しいものである。
だからこそ、プライドの高いレミリアはその案に易々とは乗る事が出来なかった。
頭では事実として守矢の過大な戦力が驚異的な事だと理解していても、
闘う以前より諦める事など紅帝である少女が許す筈もない。

パチュリー「……目先の戦いよりも、3年後を見据えた方がいいわ。
      次の大きな大会は、外の世界で再び行われるユース大会なのでしょうから」
レミリア「………………」

それでも、親友であるパチュリーは昏々とレミリアを説得し、
レミリアは相変わらず苦々しげな表情を浮かべてはいたが――小さく頷いた。
かつて不夜城カップでは守矢に敗れ、Jrユース大会では反町のシュート力にストライカーとして敗北。
幻想郷中を見渡しても、彼らに対してリベンジの機会を待つレミリアにとっては、苦渋の決断であった。


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0ch BBS 2007-01-24