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【SSです】幻想でない軽業師
[240]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/15(木) 00:53:00 ID:???
そんな彼は――しかし、Jrユース大会後、紅魔館に残る事を選択しなかった。
没落したとはいえ、それでも彼はいい所のお坊ちゃんである事に違いない。
外の世界を捨てるかどうかという苦渋の選択を前に、彼はそれを選ぶ事が出来なかった。
幻想郷という土地で暮らすには、彼はあまりにも生まれが良すぎたのである。
パチュリー「(日本に戻るのはもう満足できない……とは言っていたけれど)」
幻想郷で過ごし、Jrユース大会では全日本で全試合フルタイム出場。
全日本の準優勝に大きく貢献をした彼は、その後の進路で幻想郷から離れる事を選んだ際にも、
しかし日本でサッカーを続けるのも出来る事ならばやめたいとパチュリーに告げていた。
彼は当然知っていた。サッカー後進国である日本で、高校という3年間を過ごす内、世界とどれだけの差が開いていくのかという事を。
パチュリー「(この話が、あいつが離脱する以前に来ていれば……ね)」
心臓病を克服し、これからは思う存分サッカーをする事が出来るようになった三杉。
彼が恵まれた環境で努力をする事が出来れば、果たしてどれだけの選手になるのか。
彼に対して強い信頼と、それと同程度の期待をかけていたパチュリー。
己の目で彼の成長を見る事が出来ないという事に、ただただ悔しく、残念に思うしかない。
パチュリー「(日本という環境は幻想郷に比較をしても劣っていると聞いたわ。
……折角の才能を埋もれさせなければいいのだけどね)」
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0ch BBS 2007-01-24