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【SSです】幻想でない軽業師


[250]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:19:59 ID:???
命蓮寺や紅魔館とは逆に、所属をする選手が少ないという勢力もある。

妖夢「(…………どうしましょうか)」

魂魄妖夢――今は他チームに在籍をしているが、彼女の大本の所属である白玉楼もまた、
その所属選手が数少ない勢力の1つであった。
彼女はつい先日、主人である幽々子に留学の件について言い渡されていた。
白玉楼に所属をする選手といえば、今は幽々子ただ一人。

しかしながら当然、Jrユース大会の時のような短期間ならまだしも、
亡霊であり冥界の管理者である幽々子が外界に3年間も留学をするという事が出来る筈もなく、
白羽の矢が立てられたのは白玉楼を離脱した筈の妖夢であった。

幽々子から通達をされてから数日。妖夢は考えに考えていた。
留学をする――即ち、己を鍛え直す環境に身を置けるというのは、彼女にとって大きなメリットである。
元々、彼女はよく比較をされる人間組――霊夢や魔理沙といったグループと一括りにされながらも、
実力においては一枚も二枚も下回る。
才能はあるが半人前、才能はあるが運が無い、才能はあるがまるで芽が出る様子も無い。
そういった声が幻想郷サッカーファンから上がる事も多々ある。

妖夢「(厳しい環境に身を置けば……みんなとの実力差も縮まる。
    ……流石に、リグルよりも下なんて地位に甘んじる事は無くなる筈)」

ナチュラルに自分には才能がある筈なのだから、と考えるあたりが非常に甘い。
終ぞ幻想郷Jrユースでは出番が来なかった身という、崖っぷちの状況にありながらも、
己は強いと無自覚に思える――中途半端な実力を身に着けていたのが彼女の悲劇である。

ただ、彼女が己の評価をどうするかはともかく――留学によって力をつける事が可能だろうというのは事実である為、
それは一旦置いておこう。


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0ch BBS 2007-01-24