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【SSです】幻想でない軽業師


[255]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/02/16(金) 23:28:30 ID:???
妖夢は自分の実力には自信を持っていた。
先にも言った通り、ナチュラルに己を強者であると認識をしていた。
実際に彼女は相応の実力者ではあるのだが――あくまでも、それなりのである。

例えばそれが紅魔スカーレットムーンズのように、キーパーが名無しならば妖夢でも点が取れる。
或いはそれが永遠亭ルナティックスのように、ザルキーパーの代名詞が守るゴールからなら――多分妖夢でも点が取れる。

ならばこれが守矢フルーツズの早苗が相手ならば?
早苗でなくてもいい、その守矢に移籍をした大妖精が相手ならば?
どこのチームに所属して参加をするかわからないが、伊吹萃香が相手ならば?
否、それどころか――このネオ妬ましパルパルズのゴールキーパー、黒谷ヤマメからもゴールを奪えるだろうか?

妖夢「………………」

自分を強者であるとは思いながらも、それでも彼我の実力差を図れない訳でも妖夢は無かった。
故に、自問自答をして――その確率が低いという事もわかっていた。

妖夢「(勿論私も練習をする、して、でも……それと同じだけ、周りも練習をするだろう。
    差は縮まるのだろうか。 次の時までに)」

その確率もまた、恐らくは低いのだろう。
このまま幻想郷に残る――それでは結局、このまま幻想郷サッカーの歴史の中で、
自身の名は反町や魔理沙らといった者たちに埋もれてしまうのではないかと考えてしまう。
それならば、やはり――環境を変えてみるのもいいのでは、それもまた魅力的に感じてしまうのだ。


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