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【SSです】幻想でない軽業師
[300]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/24(土) 00:18:43 ID:???
呆気らかんと言うこいしに、さとりは思わず眉を潜める。
もう聞いた――つまり、恐らくは、こいしはきっと最初からこの場にいたのだろう。
そしてさとりがサッカー留学の話をすると共に、この部屋を出て行った。
無意識を操るこいしだ。姿を現さないだけでなく、誰にも感づかれず部屋を出て行く事など造作もない。
それ自体は問題では無い。問題は――何故そんな事をしたのか?という事だ。
まるで訳がわからない、とばかりに混乱するさとりに対して、しかしこいしはニコニコと笑みながら口を開く。
こいし「サッカー留学はお姉ちゃんが行きなよ! 行きたいんでしょ?」
さとり「……はぁ」
お燐「こいし様、それは……」
おくう「あ、そうですよね! やっぱりさとり様が行くんだぁ!!」
お燐「おくう、あんたちょっと黙っときな。 話がややこしくなる」
無邪気に言い放つこいしに対して、さとりは溜息を吐くばかりだ。
先にも言った通り、さとりにはこの地霊殿を離れられない訳がある。
地霊殿の主として、一勢力の代表として、3年間もの長き間を留守にする訳にはいかないのだ。
こいしもその程度の事はわかっている筈だと思っていたのだが、どうやら思い違いらしい。
そう考えたさとりは改めて説明をしなければならないか、と考えるのだが――。
こいし「地霊殿の事でしょ? だいじょーぶ!」
先手を取って、こいしがドン!とそのなだらかな胸をひとたたきし。
こいし「私が責任を持ってみておくから!!」
フンス、と鼻息荒くそう宣言をするのだった。
さとり「…………はぁ?」
これを受けて、さとりは思わずそう呟き返すのがやっとである。
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0ch BBS 2007-01-24