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【SSです】幻想でない軽業師
[305]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/02/24(土) 00:26:16 ID:???
さとりはニコニコと笑みを浮かべ、さぁ面接の日取りを考えないとと意気込んでいる妹を見やる。
彼女の周囲にはウサコッツを始めとしたペット達が群がり、こいしの指示を待っていた。
おくう「私も頑張るよ! さとり様は何も気にせず外の世界で頑張ってきてください!!」
さとり「おくう……」
あまり頭がいいとは言えないが、純真なおくうは――ここまでずっとさとりの留学を望み、それを発言してきた。
彼女の頭ではやはり理解があまり出来ていないが、
それでも今の流れがさとりが留学をするにあたり問題が無くなってきた状況だという事は読み取れたのだろう。
両腕でぐっと力瘤を作る仕草をする彼女が、なんとも頼もしく見える。
お燐「……あたいも、あたいも頑張ります。 3年間……長い期間、さとり様が地霊殿を思って不安になる事もあると思いますけど。
ここはあたい達に任せて下さい」
さとり「お燐……」
対して、何かと聡いお燐も――ことここに来て、ようやく覚悟を決めた。
地霊殿における幹部のような役割を持つ彼女は、さとりが不在の際――まるで地霊殿の運営関連では役に立たないおくうや、
そもそもあまり興味が無く遊びほうけているこいしに代わり、取り仕切る事が多かった。
実際にさとりたちがJrユース大会に参加している間にも、彼女が管理を代行していたのは事実。
しかしながらその膨大な作業量には辟易しており、数か月だけでも大変だったのが3年ともなれば大丈夫なのかと不安にも駆られたが、
それでもこれだけの多くの仲間と力を合わせれば――きっと可能だろうと感じる事が出来た。
何よりも、現実的にさとりの留学が出来そうになってきたのだ。
さとりを心から愛する彼女が、その道を応援しない筈がない。
さとり「………………」
こいしを中心として、具体的にこれからどうするかという話し合いを詰めていく一同。
それを遠巻きに見やりながら、さとりは想う。
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0ch BBS 2007-01-24