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【SSです】幻想でない軽業師


[326]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/05(月) 00:48:43 ID:???
そして数日が過ぎた。
当初八雲紫がサッカー留学の話を出してから、日数にして数週間。
この頃になると、ようやくほぼ全ての組織からサッカー留学に向かわせる選手の目途が立ち。
また、人員が不足をしている組織からもその最高責任者が他に適任と思しき選手を補填としてスカウトする事も出来ていた。

紅魔館、白玉楼、マヨヒガ、永遠亭、守矢神社、地霊殿、命蓮寺、地獄――。
それぞれ8つの勢力からの留学選手。
彼女たちは各自、秘めたる想いを胸にして博麗神社から八雲紫の能力を用いて既に出立をしていた。

佐野「はー……しかし朝はえらい大騒ぎだったな本当」

そんな中、我らが今はまだ幻想郷にいる軽業師は、住まいとする命蓮寺でのんびりと過ごしながら、
今朝方の事を思い出していた。
留学選手に立候補をし、白蓮の期待に応えようと意気揚々と留学に備えていた一輪。
基本的に思い立ったが最後、普段は大人し目であまり目立つ事のない彼女であるが、
一旦火がつくと誰にも止められない程に暴走をするのは以前の何も考えず飛び出した経緯から見ても察して貰えるだろう。

そう、火がつくと止められない――だが、いつまでも燃え続ける火など無い。

当初はやる気に満ちていた一輪も、段々留学の日時が近づくにつれて、
やはり白蓮と離れるというのが寂しく、悲しく、名残惜しくなってきたのだろう。
結局、当日の今日――留学に向かう為に博麗神社に行く直前、
赤子のように、白蓮のそれはそれは豊満な高い浮き球4程あるだろう胸に顔を押し付け咽び泣いた。

これには白蓮はもとより命蓮寺の一同も困り果てたのだが、
最終的には一輪の性格を良く知るムラサの「聖の為にも強くなって帰ってきてね」の一言で全てが解決した。

佐野「イチさんも単純だよなぁ」

佐野に言われてはおしまいであるが、実際の所事実なのだから仕方ない。


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0ch BBS 2007-01-24