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【SSです】幻想でない軽業師


[330]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/05(月) 00:54:18 ID:???
思わず自分の得意技の有用性について言及してしまう佐野だったが、それすらも一笑に伏される。
実際の所、今更ヒールリフトの有無程度で自慢げにされた所で……という話ではあるのだが。
佐野に対してやけに突っかかるぬえを制しながら、温厚な者たちで占められる命蓮寺の中で人一倍温厚である星が仲介に入る。
思いがけず優しい言葉をかけられて佐野はいつもの流れとはちょっと違うなと感じながら周囲を見やり……。

小町「短い間だったけど同じ釜の飯を食ったんだ。 ま、達者でやりなよ」
ルーミア「お土産はいきのいい人肉がいいな〜」

まずは外様である小町とルーミアが、別れの言葉を告げる。
小町の言う通り、短い間とはいえ共に過ごした仲だ。
そこに情が沸くのはまた人情というものであり、ひらひらと軽く手を振りながら別れを惜しみ。
逆にルーミアは平常運転といった様子で呑気に、いつも通りの対応を見せた。

ナズーリン「……まぁ、幻想郷にいる私達が、元々外の世界にいた君を心配するというのは非常に滑稽なのだろうが。
      くれぐれも気を付けてね」
ムラサ「強くなって帰ってくる一輪と佐野くんの事、楽しみにはしてるんだからね」

命蓮寺のメンバーであり、当初から佐野と付き合いのあるナズーリンとムラサは佐野の行く末を心配しつつ期待もしていた。
彼女たちにとって、今は然程能力的に大きな差異が無くなったとはいえ――。
佐野が初めて来訪した時は、佐野は彼女たちにサッカーのイロハを教える指導者だったのだ。
そこに感謝の気持ちと尊敬の気持ちは当然ながらある。……後者に関しては、最近薄れてはいたものの。
ともかく、彼女たちにとって佐野はヒーロー……とは到底言えないが、
それでも相応には特別な立場の選手であった事は変わり無かった。

白蓮「佐渡くん」
佐野「……あの、佐野です」


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0ch BBS 2007-01-24