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【SSです】幻想でない軽業師
[386]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/03/10(土) 23:18:41 ID:???
はたて「で、でも外の世界って怖くない? 知らない人と会う事になるんだろうし……」
文「今更人間如きを怖がっててもしょうがないでしょうが」
はたて「う、うぅん……でも……」
その後もなんだかんだではたては渋ってはいたが、結局の所は文に言い包められ、留学に行くことに同意をした。
はたて「そうよね……うん、直接取材しないとわからない事もあるだろうし……」
文「(普通に取材するくらいなら幻想郷にいたって出来るのに。 やっぱりこいつチョロいわ……外の世界行って大丈夫かしら?)」
自分で話を持ってきながらも、それでも割と簡単に折れたはたてに、少しばかり不安を覚える文。
実際、文の考える通り、念写に頼らず取材などを行い記事を作るなど、
現状の文をはじめとした烏天狗がやっているように、幻想郷でだって行える。
しかしながらはたては、先のJrユース大会という一事象だけを切り取って考えてしまい、
外の世界に行かなければ現状を打破できないのだと考えてしまっていた。
ここら辺の大局的な物の見方というものも、やはり彼女は出来ていない。
おまけにはたてが口にしたように、彼女は生来知らない人と会話をするのが苦手である。
文とは旧知の仲であるからこそこのようにざっくばらんに話しているが、
これが知らない人物であればまともに喋る事が出来ない。
念写にばかり頼り、妄想と想像で記事を作ってきた少女。
彼女はあまりにも世間知らずで視野が狭く――そして何より、コミュニケーションが苦手であった。
〜 回想 終わり 〜
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0ch BBS 2007-01-24