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【SSです】幻想でない軽業師


[402]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/14(水) 00:14:30 ID:???
佐野「あ、あれっ?(反則でプレイ止まらないのこれ?)」
カルネバーレ「……今のが反則とでも思ったか? バカタレ、あれくらいの当たりで根を上げるな!」
マンチーニ「(言い方はともかく……まぁ、あれくらいなら試合でも普通にある事だからなぁ。
       ただカルネバーレ、レクリエーションなんだから怪我の可能性のあるプレイは……)」

目を丸くしている佐野に対して、カルネバーレは叱るように怒鳴りつける。
実際、彼の言うようにこのイタリア――サッカー先進国の中でも有数の国の中においては、
先ほどのカルネバーレのプレイもそこまで危険なものと判断はされない。
……幻想郷や魔界といった、色々と常識外れな環境でプレイをしてきた佐野ではあるが、
逆にこのような一般的な範疇の乱暴なプレイが流されるという事に微妙に新鮮味を感じるのであった。

お燐「じゃじゃ〜んっ! あたい、参上!!」

そして試合の方はといえば、佐野の零したボールをお燐がフォローしていた。
久方ぶりの試合、久方ぶりのボールの感触。
お燐は笑みを浮かべながら、佐野が突き進んでいた方向とは逆サイドへと流れながらドリブルを開始する。

佐野「おっ、やるじゃねーかお燐」
お燐「ふふ〜ん、ドリブルが得意なのはお兄さんだけじゃないんだよ!」

代表落ちをしたとはいえ、彼女も幻想郷では名の知れたサッカー選手である。
特にその磨かれたネコ科特有のしなやかさを生かしたドリブルは、佐野には及ばずとも上々の出来。
実際にお燐もその軽やかなステップでプレスに来る選手たちをかわし突破を成功させてしまう。

カルネバーレ「(ふん……あいつも、まあ中々やるようだが……)」
お燐「(おっとと、メガネのお兄さんが近づいてきてる……あのお兄さんはちょっと組しにくそうだねぇ。
    それじゃま、ここは逃げよっか)天狗のお姉さん、いくよー!」
マンチーニ「(おっと、逃げられたか)」

パコーンッ!!


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