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【SSです】幻想でない軽業師


[410]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/15(木) 23:53:41 ID:???
横からスライディングタックルにやってきたお燐を、強引に吹き飛ばしながら更にカルネバーレは突き進む。
やはりスピードだけは完全に欠如しているが、パワーについては疑う余地も無い。
このままでは一気にシュートチャンスを作られてしまうと佐野は慌てて守備陣に指示を飛ばし、
これを受けて守備陣もカルネバーレの危険性をよく知っているのだろうすぐさまプレスをかけに向かう。

シュタタタタッ!!

はたて「うぇひっ……(い、勢いで戻っちゃったけど……これ私も行かなきゃいけないの!?)」
佐野「おお……はえぇ。 よしはたて! そのままゴリラに突撃だ突撃!!」
はたて「ぅへあ……」

その中にはなんと先ほどまで前線にいた筈のはたてもいた。
いくらカルネバーレが鈍足といえど、大きく距離が離れていたにも関わらずチェックに行けるあたり、
彼女の足の速さについてはもはや疑う余地も無いだろう。
……割と足が速いつもりであった佐野ですら、まだ追いつけていないのだから。

はたて「(突撃って言ったってどどど、どうすりゃいいのよ〜!? えっとえっと……)」
カルネバーレ「(上手く俺にマークが集中してきたな。 よし、頃合いだ!)マンチーニ!!」
はたて「(うぇっ、あ、ボール蹴る!? さ、触らなきゃ!!)」

指示を受けてもまごまごしていたはたてであったが、
そんなはたてを後目に、カルネバーレはここで強引に突破を図らずパスを選択した。
自身にマークが集中する今、再びマンチーニへと預けて彼にボール運びをしてもらう為である。
その右足を小さく振りかぶり、サイド際に流れてゆくマンチーニにパスを出そうとするのだが……。

ビュンッ!!

はたて「え、ええ〜いいっ!!」
カルネバーレ「むっ!?」

バチィッ!!


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0ch BBS 2007-01-24