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【SSです】幻想でない軽業師


[411]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To :2018/03/15(木) 23:55:07 ID:???
直接ぶつかるのではなくパス相手にならと、思い切って飛び出したはたて。
そのスピードはやはり速く、彼女の突き出した足は辛うじてボールに触れて軌道を変えた。

カルネバーレ「(……俺自身、あまりパスが得意という訳ではないのもあるがそれでも触れたか。
        身体の使い方がてんでバラバラだが……守備がそこまで苦手という訳ではないか?)」
はたて「うぃ、うぃひひ……(なんでこのゴリラ私じっと見てるの!? 食べる気!?)」

ドリブルは上手いがパスは苦手。守備はまるで形がなっていないがスピードには目を見張るものがある。
なんともちぐはぐなはたての動きに、カルネバーレは訝しむような視線を向け。
一方で目の前で凝視されたはたては愛想笑い(のつもりだが完全に引きつっている)を浮かべながら半歩下がった。
ちなみに愛想笑いを浮かべている最中も、はたてはカルネバーレの目をまるで見れていなかった。

そしてこぼれたボールはカルネバーレチームのMFがフォローした。
直接とはならなかったが、そこを経由してボールはマンチーニへ。
結果的にはカルネバーレの狙い通りとなったが、それでも間に1人挟んだ分時間はかかっている。
故にこのマンチーニには佐野が向かう事が出来た。

佐野「よーし、ここで俺が颯爽とボールを奪って……」
マンチーニ「………………」

スッ ササッ タターッ!!

佐野「……あれ?」
マンチーニ「(国際Jrユース大会を見ていてわかったが、やはり情報通り彼の守備は軽いな……)」

もっとも、向かう事が出来ただけで、ボールを奪えはしなかったのだが。


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