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【SSです】幻想でない軽業師
[53]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/01/23(火) 21:50:50 ID:???
そのまま、借りていたハンカチを穣子の姉である秋静葉へと返し、
そしてオータムスカイズで常にツートップを張り続けた相棒――リグル=ナイトバグの具合を心配する。
因みに、リグル自身は思った以上に顔にかかったジュースが甘かった為、喜んでいたという。
甘い水は蛍の大好物だからね。仕方ないね。
穣子「にしたってなんでこんな端っこにいんのよ。 あんたがキャプテンで大会MVPまで取ったんだから、
もっと堂々とど真ん中にデーンと立ってなさいよ」
反町「なんの用事もないのにど真ん中に立つ訳いかないだろ……それに、ここが落ち着くんだよ。
みんなが騒いでるのを見るだけでも結構楽しいし」
静葉「まぁ……それはわかるわ。 (正直あまり触れたくない人とかもいるし)」
リグル「反町の飲んでた奴どこにあるの?」
反町「さあ? 適当に取ってきた奴だからどこにあるかまでは……」
リグル「ちょっと探してくる!」
駆け出すリグルを見やりながら、反町は彼女たちとの事について考える。
弱小チームだったオータムスカイズを名門へと導いたのは、反町自身の力によるところが大きいと大多数の者は考える。
しかしながら、当の本人は――当然ながらそんな事はあまり考えておらず、
むしろ周囲の者たちの支えと努力があったからこそと考えていた。
反町「(リグルも、昔はシュートしか出来なかったうえ……そのシュートの威力もお世辞にも高いとは言えなかったもんなぁ)」
オータムスカイズの中で、誰が一番成長を遂げたのか。
その質問に対する幻想郷のサッカー通の答えは、大きく二分に分けられる。
1つは、先立って話題に上っていたヒューイ。
名無し妖精の身ながら驚異的なセンスと試合を通しての成長、そして練習の成果により、
フィジカル面に大きな不安こそ残るものの攻撃面もそこそここなす、ボール狩りに長けたボランチとして既に幻想郷を代表する存在である。
そしてもう1つは、リグル=ナイトバグである。
反町の回想通り、当初は空中シュート一芸――かつ、そのシュートの威力もとても高いとは言えない弱小FW。
そこからまずは空中シュートにおいて才覚を発揮、高低どちらでも打てる強力なダイレクトシュートを武器に反町とツートップを組み、
更には何故か無駄に回るドリブル技を開発。ポストプレイもこなし、今や幻想郷全土を見渡してもトップクラスの万能型のCFWだ。
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0ch BBS 2007-01-24