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【SSです】幻想でない軽業師
[56]幻想でない軽業師 ◆0RbUzIT0To
:2018/01/23(火) 21:56:47 ID:???
むにぃ
反町「ふへ?」
穣子「なーにをまたムッツリ考え込んでんのよ、私と姉さんを前にしときながら」
と、反町が悶々とまた考え事を始めた所で、不意に頬をムニンと引っ張られた。
意識を再び現実へと引き戻してみれば、そこには頬を膨らませながら右手で反町の頬を抓む穣子。
その横では苦笑をしながら、そんな2人の様子を見守る静葉の姿がある。
穣子「こんな時まで難しい顔してうんうん唸る事無いでしょ」
反町「にゃにするんだよ……」
穣子「大会がやっと終わったってのにまだなんか心配事でもあるわけ?」
反町「いや……」
静葉「……何かあるなら、相談に乗るわよ一樹くん?」
口調はあれではあるが、穣子も心配をして言ってくれているのだろう。
その程度の事は、反町にもわかる。
しかしながら――外の世界に戻るべきか否か、2人に相談をしてもいいものだろうか。
2人が引き留めるかもしれない……と考えての躊躇では無い。
恐らくは今後の生き方を決める、大事な人生の岐路である。
だからこそ、これは――。
反町「これは多分、俺が答えを出さないといけない事だから……」
ようやく離してくれた頬を摩りながら、それだけ答えた反町。
穣子は未だに納得がいかない様子ではあったが……これ以上聞いても仕方ないと判断したのか、プイと怒ったように顔を背け。
一方で静葉は困ったように、やはり微笑を浮かべるだけで――。
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0ch BBS 2007-01-24