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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
[149]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/02/24(土) 01:21:52 ID:???
にとり「そ、そんな事言わずに聞いておくれよぉ……! 私達盟友だろぉ……?
ていうか折角頑張って作ったんだから、誰かに誉めて欲しかったんだよぉ……!!」
――と、案外チョロいものだから、鈴仙も憎むに憎み切れないのだった。
鈴仙は結局、にとりの新装置の仕様について聞いてやる事にした。
にとり「良いか! 言っとくけどこの機械はマジでヤバい。霞だっけ、永遠亭のデータ兎から貸して貰ったスカウター。
こいつを改造して、しかも地霊殿の覚妖怪に監修して貰った傑作だぞ!
やはり科学こそが。ひいてはそれを操る河童こそが、真に世界を支配するのだ! フゥーハハハァーー!!」
そうなるとにとりも再び強気に戻って偉そうに色々喋るのだが、アリスさんを経た鈴仙にとって、にとりなど実に可愛らしいものである。
やがて、にとりは鈴仙に手のひらサイズの機械――外の世界の携帯電話位の大きさで、表面の殆どは液晶画面で、
下に一つだけボタンがある装置を手渡して、
にとり「……ってなワケで。鈴仙、このボタンを押してみな。赤いヤツね」
鈴仙「真ん中下にあるおっきなヤツね。……爆発とかしないわよね?」
にとり「しないってばー! 自爆はここぞという時にしないと、ロマンが無いからね!」
にとりの謎なロマン論を聞く気までは無かったので、鈴仙は素直にボタンを押してやる。
すると、これまで真っ黒だった液晶画面が光って、以下のような画面が映し出された。
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0ch BBS 2007-01-24