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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】


[159]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/02/24(土) 12:58:18 ID:???
>>158
てゐの数値が段違いですが、基本的にポイントは高くなる程上がり辛くなる予定です。
(5→10は簡単だけど、10→15は難しいみたいなイメージ。今回アリスさん、いやアリスは一気に2上がりましたが)
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★魔界の色々な設定は基本オリジナルです→ ハート10 ★
ハート→星「(私はまだ弱い。もっともっと強くならないと……!)」星が秘密のトレーニングをしていた。

月の光が明るいとはいえ、やはり薄暗い夜のサッカーコートで、
えっちらおっちらコーンを並べて基礎的なパス練習を繰り返している姿がひとつ。

星「(先の紅白戦でも、私はあまり活躍できませんでした……もっと頑張らないと!)」

その背の高い影は寅丸星。命蓮寺の本尊代理兼エースストライカーであり、現在は寺を留守にして鈴仙達と行動を共にしている。

星「(佳歩さんにはハイレベルなドリブル技術と爆発的なダイレクトシュートが。
   反町さんには安定したキックコントロール力と穣子さん達との連携が。
   そして鈴仙は、世界でも最高クラスの連携シュートがある!
   私も、ミドルシュートとタックルだけに拘らず、新しい武器を身につけなくては……!)」

そんな彼女の原動力はシンプルだった。――『聖白蓮の弟子』や、『毘沙門天の代理』ではなく。
寅丸星という一人の妖怪として、皆の役に立ちたい。強くなりたい。それも、信頼できる仲間と共に。
人妖を隔てず絆を結ぶ事の重要性を語る命蓮寺の教義を貴ぶ彼女にとって、
鈴仙を中心とする新チームの雰囲気は理想的であり、命蓮寺と同じく大切な存在だと思っていた。

星「(――そう。命蓮寺は幻想郷の他のチームと比べて、パスを大事にしていた。
   あの時の感覚をもっと思い出せば、このチームでもきっと役に立てるようになるはずです……!)」

星は何度もコーンを並べて、そこを狙ってパスをして、それからもう一度コーンを並べる。
同じ作業の繰り返し。愚直とも言える作業の中、彼女を見舞う者は……


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