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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
[266]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/03/06(火) 00:17:01 ID:DARpW8Vw
鈴仙「そんなら、行きましょうか。大人2人と子ども2人で良いかしらね……」
霞が早々に魔界でのネットワークを構築してくれたお蔭で、鈴仙も自分達の世界の金を、
魔界の通貨に換金する事が出来ていた。鈴仙は銀貨を合計6枚、料金所のおじさんに渡すと
(魔界人と言っても、この辺りの容姿とかは幻想郷や外の世界の人達と変わらない)、
城へと繋がる橋への道を開けてくれ、鈴仙は城内に入る事が出来た。
開きっぱなしになっている大きな城門をくぐると――。
鈴仙「(……あ、良い香り)」
風が薔薇の香りを運んで、鈴仙の鼻腔をくすぐる。視界が制限されて以来、鈴仙の嗅覚は敏感だ。
そして時に、嗅覚は視覚以上に多くの情報を脳に与える。
恐らく城には中庭があって。そこにはとても美しいバラ園があるに違いなかった。
佳歩「わーい! すっごーい!」
佳歩は早速キャッキャッと手を挙げてファンタジーの世界に溶け込んでいく。
つかさはこれよりもう少し冷静だったが、興味のありそうな展示物があったらしく、
フラフラと中庭を折れていき、一人で城内へと入っていく。
鈴仙「う〜ん。どうしよう。ここは自由行動にしちゃおうかな」
アリス「それも良いかもしれないわね。私も気になる店があるし。
土産用とは言っても、旧エソテリア王国由来のマジックアイテムは、
中々手に入らないから、色々と回ってみたいのよ」
アリスもアリスで、城内に設けられたショップに興味があるらしい。
鈴仙「う〜ん。それじゃあ私はどうしようかな」
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0ch BBS 2007-01-24