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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】


[413]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ :2018/03/24(土) 22:50:49 ID:dZQDM7r+
★つかさとの追加会話→ クラブ6 ★
スペード・クラブ→つかさ「鈴仙様、いつもありがとうございます。それでは……」

鈴仙「……ぁ」

つかさの言葉は、いつも通り丁重で丁寧。従者にふさわしい瀟洒なものだった。
そして、だからこそ鈴仙は感じとってしまった。
――その言葉の端緒に混じる、”拒絶”の意思を。

つかさ「今日は一日、ありがとうございました。練習から自由行動まで、ずうっと私と一緒に居て下さって。
     本当に、本当にありがとうございます。私なんかの事を、心配して下さって……」

……もちろん、つかさが鈴仙を嫌って、そんな意思を発している訳ではない。むしろ逆だ。
つかさは、これ以上鈴仙に迷惑をかけたくないと考えていて、
自分の不調や乱調は、自分でかいけつしなければならないと思い込んでいる。
大人びたとはいえまだまだ幼いが故、鈴仙にはそんなつかさの本音を察する事はできたが、
だからと言って、適切な一言を発する事はできない。

鈴仙「つかさ……」

つかさ「今日は本当に楽しかったです。……また明日も、頑張りましょうね」

鈴仙には、つかさが自分の隣で歩いている事を察知する事はできるが、
銃に撃たれた目では、つかさがどんな表情をしているのかまでは、視る事ができない。
そう気丈に話す彼女の瞳が、前向きな光を帯びている事を信じる事しかできなかった。

鈴仙「(……そんな事言われたって、心配するに決まってんでしょうが。
     ただ。こうして真正面から向き合う事は必ずしも正解じゃあないのかも。
     アリスさんの時みたいに、また誰かと相談してみようかな……)」

*自由行動フェイズで「つかさの様子について相談する」の選択肢が追加されました。


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0ch BBS 2007-01-24