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【倒れるまで】鈴仙奮闘記43【戦え】
[477]鈴仙奮闘記 ◆85KeWZMVkQ
:2018/04/01(日) 03:06:06 ID:1S6s2eaQ
つかさ「で、出来た……! これが、本当の、顔面ブロック……!!」
てゐ「今の描写に顔面要素一個も無かったけど……。つかさがそう思ったんなら、そうだろうね。
さっきの光は凄かった。あの執念は、誰にも出せるモンじゃない。ウチのチームじゃあ、あんた一人だけだろうし、
世界中を見回しても……恐らく、もうあと二、三人くらいしか、あれだけの技を使えるヤツは居ないよ」
つかさ「はい……! 本当にありがとうございます、てゐ様……!!」
てゐ「気にすんなってさ。それに……私だけじゃない。鈴仙だって、あんたの事を心配してたんだ。
後できちんと報告しに来な。そしたら、きっと安心するから、さ」
つかさ「はい……はい……。鈴仙様も、てゐ様みたいに心配して下さって。でもあの時の私は、意固地になってて……!」
てゐ「それは今はいーから。今は自分が強くなった事を喜びなよ」
つかさ「はい。……そう、ですね!」
やり取りの中で、冷静なつかさは、まだ自分の力は未熟である事を認識していた。
現状ではチルノや石崎程安定して今の技を繰り出す事は出来ないだろうし、出来たとしても体力の問題が残る。
でも――それ以上に、幼い彼女は、嬉しかった。
僅かながらでも、自分が成長出来た事に。自分の成長を喜んでくれる存在が、こんな傍に居たのだと、気付けた事に。
だからつかさは涙を流し、そして自分より背の低いてゐに抱き着いて、彼女の耳元で、泣きながらこう囁くのだった。
つかさ「助けてくれてありがとう。……お姉ちゃん」
てゐ「……おかあさん、って言われなくて安心したよ」
てゐは苦笑しながらも、つかさの細長い身体を抱き返す。その姿は、確かに姉妹のように見えた。
*つかさがブロックフラグを回収。『本家顔面ブロック(1/4でブロック+13、成功時も零れ球)400消費』を習得しました。
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0ch BBS 2007-01-24